VRでDJをした時の話
はじめまして、もんきんと申します。
自分は趣味でDJをやっており、クラブでも何度かプレイをしたことがありますが
先日、VR(VRChat、以下VRC)内のイベントにてDJプレイをさせて頂く機会がありました。
クラブだと、置いてある機材にUSB刺すなり、CDを挿入するなりですぐできちゃうのですが
VRだとそこら辺の勝手が違うので、備忘録兼こんな環境でやりましたよーという参考例を記載したいと思います。
これからVRCでDJする人への参考になれば。
注意
この記事では自宅DJ環境を構築してる前提で記載しています。
わかりにくかったらすみません。
使用機材
- DJプレイ用PC
- XDJ-1000×2
- DJM-900NX2
- モニタースピーカー
- モニターヘッドホン
- 各種接続ケーブル
- RCAスプリットケーブル
- VRC起動用PC
- サウンドカード(Sound Blaster Z)
- Oculus quest
- USB-C ケーブル(Oculus Link用)
接続図
ミキサー持ってない方はPCDJに置き換えるといいかと思います。
ざっくり説明すると、ミキサーからの出力をRCAスプリットケーブルで分配して
モニタースピーカーとPCのサウンドカード(ライン入力端子)に接続
VRCのマイク出力をサウンドカードのライン入力に設定してDJプレイ音声を出力しています。
900NX2やV10など、USBポートが2つあるミキサーは
1つはDJプレイ用PC、もう1つはVRC起動用PCに挿して、DJプレイ用のPCにてRekordbox音声出力を
ミキサーにするとRCAケーブルの代わりに、なおかつサウンドカードなしで行けるみたいです。
VRの方ですが、Oculus questをPCにUSB接続して(Oculus Link)Rift用のVRCで動かしてます。
VRCの方の音声(会場)はOculus questのイヤホン端子から聴いてる形となります。
VRヘッドセットは曲繋ぎとかその時だけずり上げて視界確保できるように運用
モニターヘッドホンを耳に装着し、イヤホンも片耳だけ装着という傍から見ればすごい格好になってました。
実際にVRでDJプレイしてみて
どうしても手や腕の動きとかはコントローラーでしか表現できないので
繋ぎのフェーダー操作とかなるべくコントローラー持ってやってたのですが、
手がちょっと変な位置になったり、繋ぐときだけヘッドセットをずり上げると
アバターが上の空になっちゃってたり大変でした。
リアルでも結構動くDJをしているので、
繋ぎ時以外はコントローラー持って暴れてましたが
マイクスタンドをぶん殴ってしまった結果、音が止まってしまったので
周囲確認+波形確認の意味でも、ずり上げたまんまでやったほうが良かったかも。
プレイ後に有識者からキャップ被ってやると良いよって言われたので次回からはそうしようかな・・・。
安定を取ってPCモードのVRCでやっても良かったんですけど
棒立ちはちょっとな・・・って思っちゃったので
今後もVRでやるときはこのスタイルで行きたいと思います。
その他
・実際に音出てるかどうかはフレンドさんを呼び出して確認してもらえれば一発なんですが
それだけのためだけに呼び出すコミュ力もなかったので一人出力テスト用ワールドで試してました。
(Simple_Voice_Checkとかで検索すると出てくるはず)
そこでは問題なく音声出力できてたのに、いざイベント前の開始前に音出しをすると
マイクの音声は出力されてるのに音楽の方は聞こえてこないとの報告。
よくよく確認してみると、ライン出力が既定のデバイス・通信デバイスに設定されてませんでした。
上記環境を構築し、音が出ねぇ!ってなったらまずここを調べてみると良いかもです。
・イベントに参加していた時の気付きとして、
システムのボイス枠で音楽を流してるので音質があまり良くない。(一昔前のUstの高画質ぐらい?)
ボイス枠で流すより、一旦Twitchとかの配信ソフトをかまして
それをワールドBGM枠でながしたらマシになる?
(よくわかってないので憶測で語ってます)
最後に
というわけで、今回出演した#V_modeVol.2の再現Mixをここに上げときますね。
ご興味のある方は是非フォローいただければと思います。